新潟で成長を続ける横浜FM産ドリブラー 1得点2アシストで首位奪取に貢献した男

ルーキーイヤーはJ1も経験した photo/Getty Images

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新潟で成長著しい20歳

アルビレックス新潟はJ2第15節で東京ヴェルディと対戦。3点差を追いつかれる難しい展開ながら最後は決勝点を奪い、4-3で勝利を手にしている。この試合で1ゴール2アシストを記録した松田詠太郎は、新潟のスタイルで大きな経験を積んでいる。

連戦最後となった東京V戦で2試合ぶりの先発となった松田は、右サイドから積極的に仕掛けてチャンスを創出する。26分には右でボールを受けると切り返して相手を振り切り、中央で待っていた高木善朗にパスを送る。高木は左足でシュートを狙うとゴールネットを揺らし、松田が先制点をアシストした。

さらに29分にはペナルティエリア中央で堀米悠斗のパスを受けると、フェイントで1人かわしてシュート。これがゴール左隅に決まって追加点を奪う。個の力で2ゴールに絡む活躍を見せてチームの勝利に大きく貢献した。

松田は横浜F・マリノスユースから2020年にトップチームへ昇格。SC相模原で半年間プレイすると、同年8月に復帰してルーキーながらJ1で15試合に出場した。さらなる飛躍のため昨季は大宮アルディージャへと武者修行に出た松田だったが、わずか10試合の出場にとどまる。再起を期す今季は修行の場を新潟へ変更。横浜FMのコーチも務めていた松橋力蔵監督の下で、ポゼッションスタイルを志向しながら自らのストロングポイントであるスピードとドリブルを生かして成長を続けている。

サイドアタッカーには本間至恩を筆頭に強力なメンバーが揃っている新潟。ここで主力として活躍することができれば、技術もさらに向上していくことができるだろう。思わぬ接戦となった東京V戦も制し、チームは首位に立った。松田はさらなる輝きを放って新潟を昇格に導けるだろうか。

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