ミランの右サイド大刷新計画 アセンシオの獲得資金を捻出するためには?

サレマーカースは売却となるか photo/Getty Images

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リーグ優勝まであと2試合


GKマイク・メニャンの加入や、フィカヨ・トモリ、ピエール・カルルのCBコンビ結成で、鉄壁の守備を誇っている今季のミラン。現在リーグ戦は首位を走り、残り2戦を勝利で終えれば自力でのスクデット獲得が決まる。

しかし、課題となっている攻撃力不足は依然として解消されていない。直近のヴェローナ戦こそ1-3で勝利したものの、リーグ戦で3ゴールを挙げたのは15試合ぶりのことだった。

左サイドはラファエル・レオンが持ち前の突破力で相手に脅威を与え、10ゴール6アシストと結果を残しているが、問題なのは右サイド。アレクシス・サレマーカースとジュニオール・メシアスはどちらも絶対的な存在と言えず、先発出場の機会を分け合っている状況。

伊『calciomercato』によれば、かねてから噂されていたレアル・マドリードFWマルコ・アセンシオの獲得を実現するため、ミランはサレマーカースとサム・カスティジェホを売却し、獲得資金を捻出するつもりのようだ。一方、レンタル移籍中のメシアスについては、ステファノ・ピオリ監督が彼のことを気に入っており、クロトーネから完全移籍で買い取りたいと考えているという。

右サイドを主戦場としながら、出場機会をほとんど得られていないカスティジェホの放出は言わずもがなだ。サレマーカースに関しても、メシアスとハイレベルなポジション争いを繰り広げているわけではないため、2人のうちどちらか1人が残れば問題ない。ピオリ監督がメシアスを残したいというのであれば、サレマーカースが放出候補に挙がるのも当然だろう。

いずれにせよ、今夏のミランは右サイドを大刷新することが予想される。来季こそは両翼から相手陣内に攻め込むミランを見ることができるのだろうか。

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