アーセナルのシティFW両取りはあり? 27歳になったスターリングを獲得するメリット・デメリット

ジェズスに続いてスターリングもアーセナル行きの可能性は報じられた photo/Getty images

アーセナルの来夏は面白くなりそうだ

来夏に向けて多くの補強案が報じられているアーセナルだが、マンチェスター・シティから2選手を獲得するアイデアがあるようだ。その選手は英『football.london』によれば以前から噂されているガブリエウ・ジェズスとラヒーム・スターリングだという。

ジェズス、スターリング共にシティで出場機会を得られているが、ボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランド獲得が決まり、一気に序列が下がることになる。ジェズスであればストライカーの位置を奪われ、スターリングはセンターフォワードから本格的にサイドに移ってくるフィル・フォーデンに出場機会を減らされることになると予想できる。

スターリングは27歳と若くはないが、今季のプレミアでは12ゴール3アシストを記録。2003分出場で15ゴールに関与しており、133分に1得点関与する計算になる。悪い数字ではなく、貴重な得点源として輝くことができる。現在は17-18シーズンから5シーズン継続して二桁ゴールであり、さらに両サイドでプレイできるというのは大きい。怪我の少ない選手であり、シティ加入後はまだ10試合しか欠場していない。

しかし、気になる点としてビッグマッチで輝けないことが挙げられる。今季は対BIG6で1ゴールも挙げられておらず、序列も下がりつつある。また、年俸はチームで2番目の23億円とされており、アーセナルのトーマス・パルティの15億円を大きく上回ることになる(データは『Sportrac』より)。さらにアーセナルの獲得が必要なポジションはストライカーや中盤がメインであり、ウイングの優先順位は高くない。そんなスターリングに出せるほど財政に余裕があるのかとなれば怪しいだろう。

ジェズス獲得の可能性は高いが、スターリングはやや難しいと予想できる。それでも、不安要素を省けば経験のあるサイドアタッカーであり、今後の動向に注目だ。

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