元主将・ジェラードの前で存在感を発揮 ファビーニョ離脱でヘンダーソンの奮起に期待

アンカーとして終盤戦を戦う photo/Getty Images

30分にファビーニョに代わって出場

リヴァプールは延期されていたプレミアリーグ第33節でアストン・ヴィラと対戦し、2-1と逆転勝利した。途中出場となったジョーダン・ヘンダーソンは、負傷交代となったファビーニョの穴を埋めてみせた。

この試合はサブからのスタートとなったが、想定よりも早く出場機会が訪れた。アンカーで先発したファビーニョが30分に負傷によって交代を余儀なくされる。緊急登板となった主将は、ファビーニョが務めていたアンカーに入り中盤をけん引。守備と運動量を武器に奔走してヘンダーソン出場後は無失点に抑えて逆転勝利につなげた。

リヴァプールの前キャプテンであるスティーブン・ジェラードが敵将だった今試合。現主将であるヘンダーソンが、緊急事態にも即座に対応してチームを引き締め、勝ち点3へと導いていったのだ。

試合後のインタビューでファビーニョの怪我についてユルゲン・クロップ監督は「分からないが、それほど酷くはなかった」とコメント。重傷ではない様子だったが、FAカップ決勝やプレミアリーグの連戦、UEFAチャンピオンズリーグ決勝など厳しい連戦が続いており、無理をさせるわけにはいかない。そうなればアンカーとして重要となってくるのがヘンダーソンの働きだ。

ファビーニョのような威圧感のある守備力ではないものの、スタミナと強度の高さはヘンダーソンも引けを取らない。難しいチーム状況でも彼が奮起して活性化していけば、チームのモチベーションもさらに高まることだろう。

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