チームを支える縁の下の力持ちにレアルが新契約を提示? CLではアラバの代役を完璧に務めた“ワンクラブマン”

レアル・マドリードとの契約延長が近づくナチョ・フェルナンデス photo/Getty images

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非常に頼りになるベテランだ

リーグ戦ではバルセロナ、アトレティコ・マドリードを抑えて優勝、CLではパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティに競り勝ち、リヴァプールの待つファイナルに進んだ今季のレアル・マドリード。開幕時はキリアン・ムバッペが取れず、セルヒオ・ラモスのような精神的支柱が抜けるなど難しいシーズンになるかと思われたが、カルロ・アンチェロッティが素晴らしいチームを作り上げた。

今季のレアルはヴィニシウス・ジュニオール、カリム・ベンゼマからなるコンビに注目されがちだが、そのスタメンを支える控え選手が躍動している。シティ戦でヒーローとなったロドリゴやエドゥアルド・カマヴィンガがそうで、守備陣であればナチョ・フェルナンデスの奮闘している。

レアルの生え抜きでこれまで272試合に出場しているナチョ。今季もリーグ戦、CL合わせて34試合で起用され、チームに貢献している。だが、試合数に対してプレイタイムは1861分と多いものではない。それは途中出場が多いからだ。本職はセンターバックだが、両サイドバックでも起用可能で、チームのピンチになるほどに輝くことになる。

そんなナチョだが、総力戦とされるCLの決勝トーナメントでは何度もピッチに立ち守備陣を支えている。特にラウンド4のシティ戦は守備の要であるダビド・アラバが1stレグの前半45分しか起用できなかったが、残りの45分と2ndレグの120分をナチョとエデル・ミリトンのセンターバックコンビで戦い、見事勝利を収めた。特に2ndレグはリヤド・マフレズに1ゴールこそ許したが、最後の壁として体を張っている。

西『MARCA』によればナチョに対し、レアルは新契約を準備しているようだ。現在は2023年までとなっており、2024年までの延長を希望しているという。クラブ内ではパフォーマンス、多様性、プロ意識の高さは様々なコーチから称賛されており、それが延長を求める決め手になったという。幼少期からレアルで過ごし、そのままトップチームでも活躍を続けるワンクラブマンのナチョ。最終ラインであればどのポジションでも起用できるのはやはり監督としては使い勝手が良く、今後も重宝される存在となりそうだ。

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