プレミア賞金額は9位と15位で“20億円”以上違う 優勝争い、CL出場権争い以外にもある白熱する中位のバトル

ジェラード率いるアストン・ヴィラは同じく中位のクリスタル・パレスと対戦する photo/Getty images

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中位クラブの残り試合も勝つべき理由がある

長かった21-22シーズンのプレミアリーグも残り2試合となったが、まだまだ優勝争いに、CL出場権をかけた4位争い、残留争いなど話題はあり、熱のこもった最終盤となっている。特に優勝争いは最終節まで分からない可能性があり、話題を欠くことはない。

しかし、優勝争いもなく、4位争いも残留争いもない中位のクラブは来季に向けて特にこれといって話題がない。勝っても負けても来季はプレミアでプレイすることがほぼ確定となっており、怪我せず今季を終えられればよいが、中位のクラブも来季に影響する重要な項目がある。

それがプレミアリーグからの賞金である。英『The Athletic』では今季終了時の順位に応じた賞金額を公開している。1位で終えることになれば4400万ポンド(日本円にして約69億円)、最下位の20位となれば220万ポンド(日本円にして約3億円)しか受け取ることができない。

現状9位ブライトンから15位サウサンプトンまでが勝ち点差7ポイントしか離れていない。この中の6クラブは残りの試合の結果次第では大きく賞金が変わることになる。9位の賞金は2640万ポンド(日本円にして約41億円)で、15位は1320万ポンド(日本円にして約20億円)となっており、2倍ほどの差額となる。また、この金額にプラスして放映権料も入ることになり、より差額は大きくなる。

例えば、15日に開催されるアストン・ヴィラ対クリスタル・パレスは11位対12位の直接対決だ。勝ち点差は1ポイントであり、ヴィラが勝利すれば勝ち点は46ポイントに。すると、一気に10位に浮上する可能性もある。最終節レスター・シティ対サウサンプトンも中位での対決だ。今季レスターは夏に大型補強を行っており、そこでのマイナスをできる限り減らすためにも勝利は必須となる。

上位、下位以外にも勝つべく理由のある残り2ゲーム。プレミアは特に受け取れる額が多いリーグとして知られており、中位同士の結果に注目するのも面白そうだ。

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