今季11アシストも日本代表には縁のない存在 ベルギーで“伊東レベルのスタッツ”を記録する森岡亮太にチャンスはある?

シャルルロワで好調を維持する森岡亮太 photo/Getty images

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森岡はより注目されるべき存在だ

アジア最終予選での大活躍もあってよりスポットライトが当たることになった日本代表の伊東純也。ドリブル突破からのシュートやクロスは非常に強力で、個での攻撃力でいえば日本代表でトップの実力を持つ。ベルギーでも躍動しており、今季ヘンクでは8ゴール16アシストを記録。アシストはリーグトップの数字である。

そんな伊東に近いスタッツを今季ベルギーリーグで残している選手がいる。シャルルロワのMF森岡亮太である。ヴィッセル神戸でキャリアをスタートさせ、その後は海外のクラブを転々とし、2019年からシャルルロワに所属している。チームでは主力であり、今季は35試合で4ゴール11アシストを記録。アシストはリーグでも5位の好成績だ。

アシストは両選手とも二桁を達成しており、ビッグチャンスクリエイト数は伊東が29回に対し、森岡は16回。キーパスはそれぞれ91回と71回でどちらも伊東が上だが、森岡のスタッツも十分に評価されるレベルにある。ちなみに守備では地上戦のデュエル勝利数152回と156回でわずかに森岡がリードしている。

日本代表にはあまり縁のない森岡だが、ベルギーで伊東に近いスタッツを残しているだけに招集されても不思議ではない選手だ。

起用されるとすれば[4-3-3]のインサイドハーフに入るか。クラブでは2トップや3トップの一角としてスタートしているが、最前線に張るような形ではなく降りた位置でプレイし、攻守両面でチームをサポートしている。

特に森岡の持つパスのアイデアと正確さは今の代表にはないものである。スタッツは前述したように素晴らしく、3-2で勝利したメヘレン戦では森岡の2アシストで勝利している。キックの質やボールを受けるポジショニングに長けており、カウンターの起点になるという意味では鎌田大地とタスクは近いものがある。

31歳と若い選手ではないが、ベルギーで伊東に続いてゴールに関与できている森岡。中盤でプレイするとなれば遠藤航、田中碧、守田英正を支えられる中盤戦士になる可能性が高く、6月の親善試合で招集されるのか注目だ(データは『SofaScore』より)。

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