浦和で存在感増す中盤のレジスタ 得点力不足のチームで状況を変えられるパスを出せる男

平野の存在感が大きくなっている photo/Getty Images

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平野の活躍にも期待したい

浦和レッズは今季のリーグ戦で苦戦が続いている。第13節のサンフレッチェ広島戦でも0-0に終わり、これで3試合連続のスコアレスドロー。また5試合連続で勝ち切れずに引き分けとなっており、順位は1試合少ないながら16位に沈んでいる。

AFCチャンピオンズリーグから戻り、2試合をどちらも無得点で終わっているものの、ゴールネットを揺らすことはできており(どちらもVARでノーゴールに)、ゴールまではあと少しという場面まで迫っている。そんな浦和では怪我から復帰後、中盤での欠かせない存在となっている平野佑一が、攻撃のスイッチを担っている。

昨季途中に水戸ホーリーホックから加入すると、持ち前のパス能力を生かしてボランチから質の高いパスを供給。今季は湘南ベルマーレ戦で初先発を飾るも負傷によって途中交代を余儀なくされる。AFCチャンピオンズリーグで復帰すると、柏戦、広島戦と2試合連続でスタメン出場しており、前線にクサビのパスを入れて攻撃にアクセントを付けていく。

ただアレックス・シャルクやダヴィド・モーベルグなど前線の選手は新加入ばかりのため、連携面でのずれも垣間見えている。昨夏からチームに加入した平野だが、大きなメンバーの入れ替えもあり同選手が新顔という状況でもなくなった。中盤から高精度のパスを出せる貴重な1人として、浦和の攻撃をけん引していく。いずれは岩尾憲のようなかじ取り役に成長していくことに期待したい。

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