ドルトムントでのプレイは今季限り? 契約延長交渉進まぬアカンジに迫る決断のとき

今季終了後の移籍が噂されるアカンジ photo/Getty Images

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「マヌエルは契約延長を望んでいない」

はたして今夏、これまでドルトムントの最終ラインを支えてきた男はクラブを離れることとなるのだろうか。昨今、契約延長問題を巡って同クラブでその去就が揺れているのはスイス代表DFマヌエル・アカンジ(26)だ。

現行契約は2023年の6月で満了を迎えることから、かねてよりドルトムントがその延長に動いていると伝えられていたアカンジ。しかし、現時点でその交渉はうまくいっていないようで、同選手は今夏移籍の可能性が高まっている状況だ。独『Spox』によると、この問題に関してはドルトムントの次期スポーツディレクターであるセバスティアン・ケール氏も「マヌエルは契約延長を望んでいないようで、現在も進展はない」と語っており、アカンジの周囲は慌ただしくなりつつある。

そんななか、アカンジにはアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドといったプレミアリーグのクラブが獲得に興味を示しているとのこと。今季はドルトムントで公式戦36試合に出場し、チームの最終ラインを支えていた同選手。データサイト『SofaScore』によると、彼は21-22シーズンのブンデスで地上戦勝率68.42%という優秀な数字も残しており、肉弾戦の激しいプレミア勢が興味を持つのも無理はないだろう。
ドルトムントとしても、アカンジが惜しい人材であることは間違いない。だが、来季終了後にフリーで手放すリスクを考えるのであれば、今夏のうちに資金力のあるプレミア勢へと売却するのは悪い選択肢ではないはず。選手本人の気持ちも移籍に傾いているのであれば、無理に引き留める必要はないか。これまでドルトムントの最終ラインを支えてきた男だが、彼がドイツでプレイするのは今季限りとなるかもしれない。

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