フェルナンジーニョに続きギュンドアンまで抜ける可能性あり “ペップ7年目”となる来季の中盤構成はどうなる?

フェルナンジーニョに続きギュンドアンまで抜けるとなると苦しい photo/Getty images

2人抜けるとなればそれ相応の補強は必要だ

フェルナンジーニョが退団を発表、ガブリエウ・ジェズス、ラヒーム・スターリングに移籍の噂と来季に向けた人員整理が行われているマンチェスター・シティだが、次はイルカイ・ギュンドアンに移籍の話が出ているようだ。英『manchester evening news』によると、2023年で契約の切れるドイツ代表MFは継続した先発での出場機会を求めており、それが保証されないようであれば、移籍を検討するという。クラブはそれを許可し、シーズン終了後に話し合いが行われると見られている。

フェルナンジーニョに続き、ギュンドアンまで移籍となるとロドリ、ケビン・デ・ブライネ、ベルナルド・シウバの3人が中盤の主な戦力となり、3つのポジションを3選手で埋める必要が出てくる。長いシーズンを考えればそれは不可能だ。

フィル・フォーデンを中盤に移行させれば選手層を厚くすることは可能だ。現状では3トップの真ん中やサイドでプレイしているが、デビュー当時はダビド・シルバの後継者として主にインサイドハーフで使われていた。今季も何度か中盤で起用されており、イングランド代表でもそうである。

獲得の噂でいえばスポルティングCPのマテウス・ヌネスとバルセロナのフレンキー・デ・ヨングを獲得すればフェルナンジーニョ、ギュンドアンの穴は埋まる。以前デ・ヨングに対しシティは興味を持っているが、バルセロナが要求する高額な移籍金は払えないといわれていたが、ギュンドアンがチームを離れることになればまた話は変わる。ギュンドアンには移籍金が発生することになり、デ・ヨング獲得の資金はいくらか稼げる。

英『Football Insider』によると、来夏チームに合流するフリアン・アルバレスのチームメイトであるリーベル・プレートのMFエンソ・フェルナンデス(21)に興味を示していると報じている。ゲームメイク力とボール奪取の攻守両面で輝くことができる中盤で、同メディアでは彼がフェルナンジーニョの代役を務めることになるのではないかと予想している。しかし、アルバレス同様に5大リーグは未経験であり、彼を戦力として数えるのは少し安直な考えか。

これは可能性としては低いが、コール・パルマー、ジェイムズ・マカティのどちらかを来季から本格的にトップチームで起用する可能性がある。両者ともにすでにトップチームデビューは済ませており、パルマーはCLでもゴールを決めている。マカティは今季U-23のチームで23試合8ゴールを決める離れ業をやってのけた。ポテンシャルはある選手たちであり、ペップがトップチームへ引き上げることも考えられる。

フェルナンジーニョ、ギュンドアンとこれまでチームを支えた選手が抜け、大幅に世代交代が行われそうなシティの中盤。フォーデンの中盤化、スポルティングCPのヌネス加入で丸く収まりそうだが、続報を待ちたい。

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