若手タレント軍団にまた楽しみな有望株が? ドルトムントが確保に迫るチェルシーの才能とは

ドルトムントが獲得に乗り出しているとされるマートセン photo/Getty Images

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今季は2部クラブで武者修行

はたして今夏、欧州でも屈指の育成力を誇るドルトムントにはまた新たな有望株が加入することとなるのだろうか。先日はレッドブル・ザルツブルクからFWカリム・アデイェミを獲得したばかりの同クラブだが、ドイツが誇る若手育成の名門は今後も夏のマーケットでは楽しみな逸材を確保することとなりそうだ。

その逸材とは、チェルシー下部組織出身のU-21オランダ代表DFイアン・マートセン(20)だ。独『Spox』によると、ドルトムントはかねてより同選手のことを高く評価していたようで、すでに今夏の獲得に向けてチェルシーとの交渉に入っているという。チェルシー側も適切なオファーさえ提示されれば売却は容認する構えとのことで、思いのほか話はすぐにまとまる可能性があると同メディアは伝えている。

そんなマートセンは左サイドバックやウイングバックを主戦場とする選手。今季はチェルシーからチャンピオンシップ(英2部)のコヴェントリー・シティにレンタルされ、リーグ戦39試合に出場している。アグレッシブなタックルやドリブルが武器のプレイヤーで、現地でもその攻守両面における積極性は高く評価されている。今季途中にチェルシーでベン・チルウェルの長期離脱が決定した際には、「マートセンをチームに戻してみてもいいのでは……」という意見も現地メディアの間で見られたほどだ。まだ粗削りな面は残るものの、そのポテンシャは間違いなく高い。獲得となれば、ドルトムントにとっては楽しみな補強となるだろう。
加えて、現在のドルトムントは左サイドバックにやや難を抱えている状況。定位置を獲得しているラファエル・ゲレイロこそ実力者だが、控えのニコ・シュルツは今夏放出の可能性が噂されている。左SBは補強ポイントの一つとなっているだけに、そこへ伸び盛りのマートセンが加わるとなれば面白いのは間違いない。

若き才能の育成に長けたドルトムントが確保に迫るチェルシー下部組織出身の才能。はたして、マートセンは今夏ドイツへ向かうこととなるのだろうか。その動向には注目しておきたい。

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