1位ベンゼマ、2位ヴィニシウスに次ぐ今季のレアル得点ランク3位は? “12ゴール”でも伸びぬ評価

今夏の動きが気になるアセンシオ photo/Getty Images

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才能は確かなはずだが……

今季のレアル・マドリードの得点ランクTOP3をご存知だろうか。1位は44ゴールも奪っているFWカリム・ベンゼマ、2位は21ゴールと一気に数字を伸ばしてきたFWヴィニシウス・ジュニオール、そして第3位となる12ゴールを挙げたのがFWマルコ・アセンシオだ。

現段階で得点数を二桁に乗せているのはこの3人だけで、アセンシオの貢献も評価されるべきだ。ただ、アセンシオはレアルでの立ち位置が今ひとつはっきりしない選手でもある。

若い頃より才能は評価されてきたが、もう26歳と中堅世代を迎えた。今季のレアルではベンゼマはもちろん、ヴィニシウスやロドリゴ・ゴエスといった自身より若いアタッカーたちがスポットライトを集めた。どこかアセンシオは重要な存在になりきれていないところがあり、ここにパリ・サンジェルマンからFWキリアン・ムバッペまで加入すればますます存在感は薄くなるだろう。
インサイドハーフに回る手もあるが、ここも競争は激しい。守備の仕事もこなす必要があり、その仕事量をアセンシオがこなしていけるか不透明なところもある。

今年はW杯イヤーだが、スペイン代表のアセンシオが最後に出場した代表戦は2020年11月のドイツ戦だ。代表通算26試合で1ゴールという成績も寂しく、スペイン代表でも話題を集めるのは自分より若い選手たちだ。昨夏には東京五輪にオーバーエイジ枠で参戦して活躍したが、まだアピールは十分ではないだろう。

クラブで主役級になることを求めるなら、今夏に移籍するのが現実的だろう。今季12ゴールを決めていることを考えても実力はあり、もっと個性を活かせるクラブを探すのもいい。

W杯へ今夏の決断は大きなものとなるが、アセンシオの未来はレアルにあるのか。

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