今季は“21ゴール”の大暴れ フランスで得点能力開花した男にトッテナム移籍の可能性

今夏トッテナム移籍の可能性が浮上しているテリエ photo/Getty Images

今夏移籍市場でプレミアへ?

はたして来季、フランスで類まれなる得点能力を開花させた男はプレミアリーグへと活躍の場を移すのだろうか。リーグ・アン所属のアタッカーで今夏の去就に注目が集まっている存在といえばパリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペだが、彼のほかにも来季の所属先が気になる選手がいる。

その選手とは、スタッド・レンヌに所属するFWマルタン・テリエ(25)だ。今季はリーグ・アン36試合の出場で21ゴール4アシストという成績を記録している同選手。昨季もリーグ戦では9ゴール7アシストという優秀な数字を残していたが、今季の活躍はそれ以上にインパクトあるものとなっているのは間違いない。そんな“覚醒のシーズン”を送ることとなったテリエには、現在プレミアクラブからの関心が盛んに噂されている状況だ。

なかでも、特にこのフランス人FWに興味を示しているとされるのはトッテナムだ。仏『FootMercato』によると、ソン・フンミンやハリー・ケインといったワールドクラスのアタッカーを擁する同クラブだが、アントニオ・コンテ監督はさらなる攻撃陣の強化を求めているとのこと。そんななかで白羽の矢が立ったのがテリエなのだという。

左ウイングやセンターフォワード、そして中央の攻撃的MFもこなすユーティリティ性能に優れたテリエ。あらゆるポジションを任されても一定のパフォーマンスを披露できる彼は、指揮官にとって非常に使い勝手の良い選手と言えるだろう。

加えて、コストパフォーマンスの観点からも、テリエは補強候補として優秀。『FootMercato』によると、彼の獲得にかかる移籍金は2000万ポンド(約32億円)程度と見込まれている。トッテナムのダニエル・レヴィ会長は可能な限り低コストでの新戦力獲得を目論んでいるようだが、この金額ならそれも問題ないか。

トッテナムが照準を定めるリーグ・アン屈指のアタッカー。はたして、来季のテリエはプレミアでプレイすることとなるのだろうか。スパーズ行きが決定するとなれば、今季フランスで覚醒したアタッカーの躍動には期待したい。

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