デ・ブライネやルカクの例もある アーセナルが気長に待つべきサンビ・ロコンガの覚醒

出場機会を掴みきれないサンビ・ロコンガ photo/Getty Images

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アルテタ監督との関係も悪くないようだが

トーマス・パルティが負傷離脱し、一時は中盤のクオリティ不足に陥ったアーセナルだが、これまで出番の少なかったモハメド・エルネニーがその穴を埋めた。昨夏にアンデルレヒトから加入したアルベール・サンビ・ロコンガも代役候補として数試合に出場したのだが、せっかくのチャンスを掴み損ねてしまっている。

サンビ・ロコンガはアンデルレヒトでの活躍を評価され、昨夏にアーセナルへと加入した22歳のベルギー代表だ。先発で起用される機会もそれなりにあったものの、アーセナル1年目はここまでリーグ戦18試合の出場に留まっている。

サンビ・ロコンガの兄であるポール・ジョゼ・ムポクは、ロコンガのそんな状況を知りながらもあまり心配はしていないようだ。

ムポクは現在トルコのコンヤスポルで活躍する30歳の現役選手。数々のクラブを渡り歩いてきたジャーニーマンだが、かつてはトッテナムにも在籍していたことがある。

ベルギー『RTBF』によれば、ムポクはロコンガと同じベルギー代表のケビン・デ・ブライネやロメル・ルカクを例に出し、ベルギーリーグとの差が大きいプレミアリーグですぐにフィットすることは難しい、ビッグクラブであるアーセナルであればなおさらだという意見を述べている。

たしかにデ・ブライネとルカクはともにベルギーのクラブからチェルシーへと移籍し、なかなか出場機会を掴むことができなかった選手だ。2人はその後チェルシーから離れ、新たな環境で才能を開花させることとなった。

この2選手が時間をかけてプレミアリーグを代表するレベルにまで成長したことを考えると、ベルギーからやってきた選手はプレミアリーグに馴染むまで時間がかかる傾向があるのかもしれない。アーセナルがチェルシーのような後悔をしないためにも、もう少し長い目でロコンガの成長を見守りたいところだ。

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