シティが“マフレズの後釜”にサカをリストアップ CL出場権確保が難しいアーセナルは至宝を引き留められるか

アカデミーの至宝であるブカヨ・サカは今後もアーセナルでプレイするのか photo/Getty images

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CL出場権の有無が大きく関わってくる

ニューカッスルに敗れ、トッテナム戦に続き2連敗とCL出場の雲行きが怪しくなっているアーセナル。最終節でエヴァートンに勝ち、なおかつスパーズがノリッジに負けなければCL出場権を得ることはできない。

CLに出場できないとなれば移籍市場に影響してくる。例えば、獲得濃厚となっているガブリエウ・ジェズスだ。どうやら資金的には問題ないようだが、ジェズスにはアーセナルを含む6クラブが関心を寄せており、CL出場権の有無で争奪戦に敗れる可能性はある。CL行きを重視する選手は多く、ジェズスに選ばれない可能性が出てくる。

また、それは既存選手にも影響を及ぼす。英『The Sun』によればブカヨ・サカとアーセナルは新契約を結びたいと考えているが、選手本人はCL出場を希望しており、未だ合意に至っていないという。そこで興味を示し始めたのがマンチェスター・シティだ。シティの右ウイングはリヤド・マフレズが不動だが、31歳と若くはなく、契約も2023年までとなっている。世代交代するならこのタイミングだ。

シティとすればサカを獲得できれば大きい。現状マフレズの後釜となりそうなのはフィル・フォーデンだが、彼は中盤もできるプレイヤーであり、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラ監督は彼のユーティリティ性を最大限に生かすはず。そのため、ポジションは固定せず、相手に合わせてカスタマイズすると考えられる。そうなると、右ウイングとして固定で起用する選手が欲しくなり、サカがターゲットに挙がるというわけだ。20歳と若く、ホームグロウン枠を補えるとなれば最高の補強となる。

CL出場にわずかな希望を残すアーセナル。しかし、ミッションに失敗となると、今後に向けてチーム状況が難しくなる可能性はある。新戦力はともかく、既存戦力を失うとなれば大きい。特にサカはアカデミー出身の至宝であり、上手く契約をまとめたい。

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