1年ですべてを失った? PSGへ向かったワイナルドゥムがオランダ代表から漏れる現実

今季よりPSGでプレイするワイナルドゥム photo/Getty Images

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昨夏のEURO2020では中心メンバーだったが……

「1年足らずですべてを失った」

仏『Foot Mercato』よりこう指摘されてしまったのは、昨夏パリ・サンジェルマンへの移籍を決断したオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムだ。

リヴァプールで充実の時間を過ごしたワイナルドゥムだったが、パリでは明らかに影が薄い。指揮官マウリシオ・ポチェッティーノの下で出番は限られており、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のレアル・マドリード戦のように重要なゲームではベンチを温めることも多かった。この1年目は明らかに消化不良だ。
それはオランダ代表にも影響を与える。昨夏のEURO2020ではメンフィス・デパイらとともにオランダの中心だったが、現在チームを指揮するルイ・ファン・ハールは最新の招集メンバーからワイナルドゥムを外している。このままではワールドカップ行きが危ない。

今回招集されているメンバーを見ると、中盤ではバルセロナのフレンキー・デ・ヨング、アタランタからマルテン・デ・ローンとトゥーン・コープマイネルス、オランダ国内のアヤックスからデイヴィ・クラーセン、フェイエノールトのフース・ティル、AZのヨルディ・クラーシの6人だ。

長く代表でリーダー的存在だったワイナルドゥムなら、クラーシやクラーセンにも負けないはず。クラブでの状況さえ変えられればファン・ハールの見方も変わってくるはずだが、それをパリで実現できるかは不透明だ。今夏にパリがポール・ポグバのような大物MFを獲得する場合は余計に立ち位置が怪しくなる。

本当に1年で大きく状況が変わってしまった印象だが、ワールドカップまでに状況を改善できるのか。このままでは大失敗のパリ挑戦となってしまいそうだ。

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