後半の猛攻を支えるアタッカーは ドロー沼抜け出したい浦和レッズの流れを変える切り札

横浜FMでアシストを記録した松尾 photo/Getty Images

松尾、大久保のゴールにも期待

今季開幕前はリーグ優勝を目標に掲げていた浦和レッズだが、ここまで思うような結果が残せていない。特に現在7試合連続ドローと負けないが勝てない状態に陥っており、一刻も早く勝利で抜け出すことが必要だ。最大21ポイント稼げる7試合で得たのが勝ち点7では少ない。

ただ、ここ2試合はポジティブな引き分けも見せている。3位の横浜F・マリノスには前半に広げられた3点差を追いつく粘りを披露すると、2位の鹿島アントラーズ戦でも1点を奪われながらも、前半のうちに同点に追いつく。終盤には逆転ゴールも期待できる猛攻を見せるなど、攻撃面での内容は改善されているのだ。

特にこの2試合での大久保智明と松尾佑介の活躍は大きい。途中投入から武器であるスピードとドリブルで、相手守備陣を切り裂いていく。リカルド・ロドリゲス監督も切り札として彼らを重宝し、チームに勢いをつける存在となっている。

横浜FM戦ではキャスパー・ユンカーのゴールをアシストした両者。松尾はユンカーの近くでプレイしてコンビネーションから崩してチャンスを作り、大久保はサイドからドリブルで好機を演出。どちらもユンカーへのアシストを記録した。鹿島戦で見せた後半の猛攻も彼らが投入されてからだ。

チームの順位を上向かせるためには大久保と松尾にもゴールが増えることが重要だろう。切り札としてチームの流れを変える彼らに得点という結果が付いてくることで、さらに浦和の成績は上がっていく。このドロー沼を抜け出すためには若きアタッカーたちの成長がカギとなる。

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