2トップだけじゃない鹿島の得点源 “5戦4ゴール”と好調をキープするアタッカー

先制点を決めたカイキ photo/Getty Images

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浦和戦でも得点を記録

今季レネ・ヴァイラー監督の下で躍進する鹿島アントラーズは、現在川崎フロンターレに続く2位につけている。そんなチームで結果を残す助っ人がアルトゥール・カイキだ。

第14節の浦和レッズ戦でもゴールを決めたカイキ。6分に上田綺世が相手守備陣を翻弄してシュートを放ち、これは西川周作のセーブに阻まれるものの、こぼれ球を拾ったカイキがダイレクトで合わせてゴールネットを揺らす。GKのセーブに即座に反応して得点を奪った同選手は、ここ数試合での好調ぶりが窺えるプレイを見せた。

昨季から鹿島に加入したカイキは、夏からチームにフィット。J1は14試合の出場にとどまったが、その中でも5ゴールを記録するなど得点への嗅覚の鋭さを発揮していた。そしてチームが好調を維持する今季は、その武器を大いに生かしてチームの勝利に貢献。ここまでJ1では9試合に出場して4ゴール2アシストを決めており、いずれも直近5試合で結果を残している。またルヴァンカップでも2ゴールを記録し、チームをグループステージ突破に導いた。

今季はスイス人指揮官の下、堅守と素早い攻撃でゴールと勝利を奪う鹿島。その中でもブラジル人アタッカーが、自身の特長であるフィジカルの強さとフィニッシュ能力の高さを武器にチームに迫力を加えている。鹿島の攻撃で目を引くのは、現在得点ランキング上位にいる上田と鈴木優磨の最前線のコンビだが、彼らにばかり注視していると、その後ろからカイキがゴールを狙っているのだ。2トップだけでなく2列目もさらにゴールを重ね始めれば、鹿島の攻撃陣は手が付けられなくなる。

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