スターリングがムバッペ獲得失敗時のプランBに シティで序列が下がるイングランド代表10番は新天地を求めるのか

スターリングは初となるスペイン挑戦となるか photo/Getty images

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悪くない移籍となりそうだ

レアル・マドリードが獲得濃厚とされていたパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペだが、ここにきて残留を発表。2025年までの契約を結ぶことになり、来夏でのレアル行きがなくなった。

ムバッペが来ないとなれば来夏に向けて新たなアタッカーをリストアップする必要がある。既存戦力ではマルコ・アセンシオやエデン・アザールらがいるが、カリム・ベンゼマやヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴらに比べパッとしないのが現実である。

英『Daily Star』はマンチェスター・シティのラヒーム・スターリングが次の獲得候補であると報じている。移籍金は5000万ポンド(日本円にして約79億円)になるようだ。

スターリングはシティと2023年までの契約を結んでおり、延長するのであればこの時期になるが、未だ話は進んでいない。シティはスターリングとの契約を延長したいと考えているが、本人は重要なゲームでスタメンになれないのであれば移籍を希望すると英『The Athletic』は報じている。その際に、移籍先としてバルセロナやレアルなど、多くのタイトルを獲得した歴史のあるクラブの名前を挙げている。

シティでは序列の下がってしまっているスターリングだが、残した成績は立派だ。今季は47試合で17ゴール9アシストを記録。リーグ戦では17-18シーズンから21-22シーズンまで5シーズン連続で二桁ゴールの好成績を残している。

3トップであればどのポジションでもある程度のパフォーマンスを見せられる点は魅力の一つか。右サイドでは縦の推進力を高め、左サイドではカットインからゴールを狙う。怪我の少ない選手であり、左ウイング、センターフォワード、右ウイングの3ポジションの控えとして計算できる。

レアルに移籍することで対戦相手の色が変わることはスターリングにとっては大きい。シティが対戦する相手は基本的に自陣に引くことが多く、スペースがない。狭いエリアでのドリブルも可能だが、スターリングの最大の強みはスペースを生かした攻撃であり、レアルであればシティほど相手が自陣に張り付いて離れないという状況は多くないはずだ。

スターリングは27歳であり、ムバッペのように今後長い時間チームを支えられる選手になることはないが、数年の活躍は保証してくれるプレイヤーだ。コンスタントにゴールを奪っており、目の付け所はさすがレアルといったところか。

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