ポルトガルで司令塔となった森保ジャパン“元10番” 中央で輝くドリブラーの日本代表復帰は見られるか

中島がポルティモネンセで存在感を見せる photo/Getty Images

今季は1ゴールに終わった中島だが

6月の国際親善試合を戦う日本代表のメンバーには新たにブンデスリーガで活躍するシュツットガルトの伊藤洋輝が選出され、フランクフルトでUEFAヨーロッパリーグを制した鎌田大地らも選ばれている。今回はメンバー入りすることはできなかったが、森保ジャパンの“元10番”はポルトガルで様々なポジションでプレイしており、代表でも一度見てみたいプレイヤーだ。

その男が中島翔哉である。今季はポルトからポルティモネンセへとレンタル移籍している中島。10番を背負って戦う男は、怪我から始まった今シーズンのプリメイラリーガで22試合1得点2アシストの成績。終盤には主力として活躍し、チームに貢献している。

中島といえば、左サイドハーフの位置から切り込んでゴールを決める自らの形を持っており、同ポジションを主戦場とすることが多い。しかし今季はトップ下で起用されることが多く、インサイドでのプレイが増加。自身の武器である巧みなドリブルで中央を突破するだけでなく、好機へと直結するキーパスも1試合平均本数「1.7」とチームトップの成績を記録。司令塔としてポルティモネンセの攻撃の中心となった(データは『SofaScore』より)。

今回の日本代表メンバーでは2列目の選手も数多く選出されており、[4-2-3-1]の形もあるかもしれない。そのシステムを多用することとなれば、中島にもよりチャンスが増えてくるだろう。また、リーグ第35節のファマリカン戦では、[4-1-2-3]の左インサイドハーフも経験し、1-0と勝利に貢献。同システムで戦う日本代表でも、インサイドハーフで中島を戦力として考えることができる。司令塔としてポルトガルで実績を積む男に代表復帰はあるだろうか。

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