人一倍モチベーションの高いサラーは誰にも止められない? 4年前の“リベンジ”を今果たす時

今季最後の一戦に挑むモハメド・サラー photo/Getty images

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どちらが勝つのだろうか

29日に今季の大一番であるリヴァプール対レアル・マドリードのCLファイナルが行われる。今シーズンの最強を決める一戦であり、注目度は高い。

レアルの注目選手はカリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールだ。現状世界最高のサイドアタッカーとストライカーのコンビであり、彼ら2人の強力な矛であまたの強豪を打ち破ってきた。

リヴァプールはやはり、フロントスリーの中心であるモハメド・サラーだろう。今季のプレミアリーグ得点王、アシスト王の2冠を達成したアタッカーだ。自分でゴールを取ることも、味方に取らせることも可能で、止められるDFは限られてくる。
サラーとレアルは因縁のある相手だ。正しくは相手は現在PSGでプレイするセルヒオ・ラモスなのだが、事件は17-18シーズンのCLファイナルで起こった。この日は両者ともに先発しており、25分に交錯してしまう。その際、サラーはラモスに腕を巻き込まれた状態でピッチに倒れてしまい、負傷交代している。その後リヴァプールはサラーの不在が響き、1-3と敗れてしまった。サラーとしては不完全燃焼感が残るゲームになったことは間違いない。

あれから4年がたち、再び決勝のカードはリヴァプール対レアルになった。当事者であるラモスはいないが、サラーは燃えている。ラウンド4のビジャレアル戦後にサラーはレアルとシティ、どちらと決勝で対戦したいか質問された際には「(レアル・)マドリードと対戦したいね。シティは本当にタフなチームで、今季も何度か対戦している。でも、個人的に尋ねられれば、2018年に彼らとの決勝で負けたから、マドリードと戦いたいよ」と英『The Athletic』にコメントしている。

今季の最終戦に人一倍強い気持ちで臨むことになるサラー。現状右ウイングでは世界一のプレイヤーであり、守備に強みを持つフェルランド・メンディでも後手に回ることは多いだろう。直近のウルブズ戦では久しぶりのゴールも決めており、サラーの“リベンジ”は成功するのだろうか。

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