“800分間”でサポーターを納得させる アーセナルのためいつでも汗流す戦士・エルネニーを称えるべし

アーセナルで戦い続けるエルネニー photo/Getty Images

契約も2023年まで延長

今季前半戦、彼を戦力にカウントしていたアーセナルサポーターはどれだけいただろうか。

なかなか出番が増えない中、プレミアリーグも佳境を迎えた4月に入って絶賛されるようになったのがアーセナルMFモハメド・エルネニーだ。

怪我人が出たことも影響しているが、アーセナルを指揮するミケル・アルテタは4月20日のチェルシー戦でエルネニーを中盤の底に抜擢。いきなりのフル出場となったが、エルネニーは期待に応えて4-2の勝利に貢献した。

続くマンチェスター・ユナイテッド戦でも先発を任され、こちらも3-1で勝利。この2試合でエルネニーの評価は急上昇した。

結局はその後もエルネニーはスタメンに固定され、最後まで戦い抜いた。合計すると、今季のリーグ戦でのプレイタイムはちょうど800分となる。少ない方ではあるが、エルネニーの価値を再証明するには十分な800分間だったと言えよう。

先日にはアーセナルとの契約を2023年まで延長しているが、英『FourFourTwo』もエルネニーとの契約延長には大きな意味があると主張する。

最大のポイントと言っていいのが、エルネニーのアーセナル愛だ。アーセナルでの仕事に誇りを持っており、自身の序列に関係なく常に戦う準備を整えてくれている。こうした選手は指揮官にとって貴重だ。

エルネニーがアーセナルに加わったのは2016年1月のことであり、もう6年も前のことだ。しかし、プレミアリーグでの出場試合数はまだ100に達していない(83試合)。かなり出番は限られているが、それでもエルネニーは大きな不満を感じていないように見える。

仮に今夏アーセナルが新たな守備的MFを迎えたとしても、エルネニーのスタンスは変わらないのだろう。6年にわたってクラブ愛を貫いてくれるエルネニーはサポーターからも愛されており、実力も今季終盤戦で証明済みだ。エルネニーとの契約延長も大きな戦力アップと言えそうだ。

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