アリソンは14セーブでクルトワが《49セーブ》の衝撃…… 今季CLで一番忙しかった絶対守護神

レアルを最後方から支えるクルトワ photo/Getty Images

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レアルのファイナル進出に欠かせなかった巨人守護神

今季のレアル・マドリードは大いにチャンピオンズリーグを盛り上げてくれている。ただ勝つのではなく、とにかく劇的な勝利が多かったのだ。

ベスト16ではパリ・サンジェルマン相手に2点差をひっくり返し、ベスト8のチェルシー戦は延長戦を制しての勝利。ベスト4のマンチェスター・シティ戦では90分から怒涛の3連発でマンCを沈めてみせた。

主役となったのはカリム・ベンゼマ、ロドリゴ・ゴエスといったアタッカー陣だが、ファイナル進出に貢献してきた絶対守護神も忘れてはならない。
何度も危機を救ってきたGKティボー・クルトワだ。

今季のチャンピオンズリーグにてクルトワは実に49回のセーブを記録しており、これは全選手の中でトップだ。クルトワがいなければレアルの失点数はもっと増えていたはずで、レアルのゴールを守り続ける巨人の存在は見逃せない。

何より驚きなのは、同じくファイナルまで進んできたリヴァプールの守護神アリソン・ベッカーとの差だ。クルトワがトップの49回もセーブを記録しているのに対し、アリソンは14回に留まっている。決して暇だったというわけではないが、それだけ危険な場面が少なかったと言える。

ちなみにマンCのGKエデルソン・モラレスも15回だ。アリソンは今大会1080分、エデルソンは1003分、クルトワは1140分とプレイタイムに若干の差はあるものの、それでも3倍に及ぶセーブ数の差がついているのは興味深い。

割合にするとクルトワが1試合平均4.1本セーブしているのに対し、エデルソンは1.4回、アリソンは1.2回だ。

クルトワの牙城を崩すのはリヴァプールとて簡単ではなく、ファイナルでもクルトワの長い神の手足が立ちはだかる(数字は『WhoScored』より)。

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