サンチョと被るその道筋 シティからドルトムントへ移籍したオランダ人FWは同じ未来を辿ることになるのか

昨季はイタリアのウディネーゼでプレイしていたブラーフ photo/Getty images

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昨季はイタリアでプレイしていた

先日、ボルシア・ドルトムントがマンチェスター・シティのFWヤイデン・ブラーフ(19)を完全移籍で獲得したとの発表があった。フリーでの加入であり、2025年までの3年契約となる。

アヤックスをはじめとしたオランダの下部組織でプレイし、2018年にシティにやってきたブラーフ。昨季はセリエAのウディネーゼにレンタルに出されており、4試合で1ゴールの数字を残している。今季は膝を負傷しており、満足にプレイはできていない。

ブラーフはサイドを主戦場とするドリブラーで、スピードとテクニックを兼ね備えた優秀な選手である。しかし、ローン移籍に出されるなどトップチームでの出番はなく、シティで日の目をみることのなかった選手だ。ドルトムントは若手の育成に定評があり、数年後、彼に何十億の価値が付いていても不思議ではない。

英『manchester evening news』ではこのブラーフを現在マンチェスター・ユナイテッドでプレイするジェイドン・サンチョと重ねている。サンチョもシティのユース育ちの選手だが、トップチームでの出番はなく、ドルトムントに移籍している。その後の活躍は素晴らしく、19-20シーズンには17ゴール16アシストと素晴らしい数字をブンデスリーガで残した。そして今季ユナイテッドに7300万ポンドの移籍金で獲得されている。

ポテンシャルは確かだが、シティでは出番のなかった2人。だがサンチョは今ではスタープレイヤーである。ブラーフにも今後を期待できるものはあり、19歳の若者がドイツでどのような選手になるのか注目したい。

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