フライブルクに続きフランクフルトも板倉滉に興味 ドイツの複数クラブが25歳の日本人DFに興味を示す理由

来夏ドイツでの争奪戦が予想される板倉滉 photo/Getty images

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どちらのクラブに移籍しても欧州を舞台に戦うことになる

今季シャルケで素晴らしい成績を残し、1部昇格に貢献した板倉滉。昨季はオランダのフローニンヘンでプレイし、今季ドイツ初挑戦の日本代表DFだったが、問題なくチームにフィットして32試合で4ゴールの数字を残した。

現在板倉は保有元のマンチェスター・シティからシャルケにレンタルという形になっており、完全移籍での獲得が可能のようだ。しかし、買い取りには600万ユーロ(日本円にして約8億円)が必要であり、シャルケとしては難しい金額だと報じられている。

そこでいくつかの獲得候補の名前が挙がっており、日本人選手が多く在籍するセルティック、今季ブンデス6位で終えたフライブルクが興味を示しているようだ。さらにスコットランド『THE SCOTSMAN』によると、フランクフルトもそのレースに参戦するという。
フランクフルトといえば今季のEL王者であり、同じく日本代表の鎌田大地と長谷部誠が在籍している。日本人選手が長く在籍しており、日本人への理解があるクラブだ。今季はリーグ11位と不本意なシーズンだったが、ELを制しており、来季CLに出場することができる。
また、フランクフルトは板倉を中盤の選手として獲得したいようだ。板倉はこれまで3バックの中央でプレイしていたが、中盤でも起用できる選手であり、シャルケでもボランチで使われていた時期はあった。クラブはこの板倉の多様性を高く評価しているといえる。ユーティリティ性を持った選手は近年重宝される傾向にあり、中盤と最終ラインを兼任する選手は多い。板倉もそのタイプであり、それぞれのポジションで活躍できる能力を持っている。特にビルドアップでの貢献度は高く、正確なショートパス、ロングパスを駆使して攻撃を操る。

シャルケでドイツでの知名度を高め、来夏にステップアップの可能性が高い板倉。フライブルクならEL出場、セルティック、フランクフルトならCL出場と欧州の舞台に立てる可能性も高く、早くも争奪戦は始まっている。

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