欧州3位のキーパス平均“3.4本” ビルバオ一筋ムニアインが29歳で見せる成長

ビルバオで戦い続けるムニアイン photo/Getty Images

今季はアシスト数も二桁に

29歳にしてクラブ通算498試合出場。アスレティック・ビルバオで戦い続けてきたのがMFイケル・ムニアインだ。

今季のリーガ・エスパニョーラで二桁アシストを達成した選手は6人いるが、そのうちの1人が10アシストを決めたムニアインである。これはリーグ戦におけるキャリアハイの数字で、キャプテンマークを巻く今季のムニアインはなかなか充実したシーズンを過ごしたと言えるのではないか。

1試合平均のキーパス数(シュートに直結するパス)を見ても、今季のムニアインは1試合平均3.4本を記録。5大リーグにて1000分以上プレイした選手でこれを上回ったのはアタランタFWルイス・ムリエル(3.5本)、マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ(3.6本)の2人のみ。あくまで中堅クラブのビルバオは話題になりにくいところはあるが、今季のムニアインが残した数字はもっと高く評価されるべきだろう(『Planet Football』より)。

若い頃から才能のある選手と言われてきたが、スペイン代表では2試合しか出場歴がない。最後の出場は2019年となっており、才能から考えれば少々寂しいか。今季の成績を見れば代表に選ばれても不思議はないはずで、本来はビッグクラブでも活躍できる選手だ。

1つのクラブに忠誠を誓う選手は少なくなってきており、そんな時代だからこそムニアインは特別だ。サポーターからも愛される存在で、29歳の今も成長を続けている。

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