トッテナムが再びイタリアから実力者を確保? WBながらセリエAで“14回のビッグチャンス”を創出する男

トッテナム行きが濃厚なイヴァン・ペリシッチ photo/Getty images

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いい補強となりそうだ

終盤の追い上げもあって来季のCL出場権を獲得したトッテナム。指揮官であるアントニオ・コンテも来季からの監督業に意欲を見せており、楽しみなチームの1つである。

そこで注目したいのは補強の行方だ。英『The Telegraph』によると新しいウイングバックを2人、センターバックと中盤、前線をそれぞれ1人ずつの計5人の獲得を目指すという。報道によれば1億5000万ポンド(日本円にして約240億円)の資金が用意されているようだ。

英『90min』はその中のウイングバックの選手とはすでに合意していると報じている。それがインテルのイヴァン・ペリシッチである。近年はバイエルン・ミュンヘンやインテルでプレイしており、20-21シーズンはインテルでコンテと共にリーグ優勝を経験している。契約は今季で切れることになっており、フリーでスパーズに加入する予定だといわれている。

ペリシッチは前線でFWとしてプレイできる選手だが、コンテとしては左のウイングバックとして起用すると予想できる。そもそもペリシッチをウイングバックにコンバートしたのはコンテであり、左のウイングバックがチームのウィークポイントである以上、教え子を獲得する理由はわかる。

クロアチア代表MFの強みはその高い攻撃性能にある。両足をそん色なく使えるアタッカーであり、相手とすれば掴みにくい選手だ。ドリブル突破からのクロスを得意としており、サイズのあるハリー・ケインと相性がいい。186cmの高さも強みであり、右サイドからのクロスに合わせられるのも彼の魅力である。

今季のスタッツで突出しているのはビッグチャンスクリエイト数だ。14回を記録しており、チームトップのニコラ・バレッラ(15回)とほぼ変わらない数字である。リーグ全体でも3番目の好成績であり、チャンスの出どころが増える。

今季は49試合に出場して10ゴール9アシストと素晴らしい数字を残したペリシッチ。スパーズの左ウイングバックはライアン・セセニョンが成長の兆しを見せており、今後はペリシッチとセセニョンの2人でローテーションすることになりそうだ。

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