ハーランドに続いてレヴァンドフスキも離れればどうなる 懸念されるブンデスリーガの人気低下

今夏の去就が注目されるレヴァンドフスキ photo/Getty Images

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ブンデスを引っ張っていくスターになるのは誰だ

すでにFWアーリング・ハーランドがドルトムントを離れてマンチェスター・シティへ向かうことが決まり、現在ドイツではバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキの去就が注目を集めている。

2人は近年のブンデスリーガを代表する点取り屋であり、揃ってドイツを離れるとなればブンデスリーガ全体の人気にも悪影響を及ぼす可能性がある。

独『Bild』に対し、バイエルンのCEOを務めてきたカール・ハインツ・ルンメニゲ氏も「ハーランドが離れたあと、レヴァンドフスキがブンデスリーガに留まることを祈る必要がある」とコメントしており、サラリー面に違いがあるとはいえブンデスリーガから続々とスター選手が流出する事態は避けねばならない。
近年はFWティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ→チェルシー)、カイ・ハフェルツ(レヴァークーゼン→チェルシー)、ジェイドン・サンチョ(ドルトムント→マンチェスター・ユナイテッド)、ウスマン・デンベレ(ドルトムント→バルセロナ)、DFダビド・アラバ(バイエルン→レアル・マドリード)など、実力者がドイツを離れるケースは毎年のように起きている。

アラバはフリーでレアルへ移籍だったが、移籍情報サイト『Transfermarkt』は近年の傾向を見てもフリーになる選手が海外からドイツに引き寄せられる逆のパターンは滅多にないと振り返る。

バイエルンを中心に2010年代はチャンピオンズリーグでもドイツ勢が好成績を残してきたが、レヴァンドフスキがバイエルンを離れる場合はバイエルンも競争力を失うだろう。ドイツからチャンピオンズリーグ優勝候補と呼べるクラブが減ってしまう可能性もあり、スター流出が続くのは問題だ。

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