“総合力の南野、突破力の三笘” 日本の左サイドにいるタイプの違うFWたちをチームにどう当てはめる?

森保監督は南野と三笘をどう起用するのか photo/Getty images

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2日にパラグアイ代表と対戦する

日本代表はワールドカップ・カタール大会に向けたテストゲームを6月に4試合予定しており、2日にパラグアイ戦、6日にブラジル戦、10日にガーナ戦、14日にチリ、もしくはチュニジアと対戦することになっている。

この4戦ではもちろん勝利を掴みたいが、どう戦うのか、劣勢になった際はどう対処するかなど、できるだけ本戦に近い動きを見られると予想できる。そのため先発や交代枠などはより本戦をイメージしたものになるだろう。

これまでの既存戦力を軸に戦うのであればある程度のスタメンは予想できる。前線は3トップで左から南野拓実、古橋亨梧、伊東純也となるだろう。大迫勇也不在のためセンターフォワードは上田綺世になる可能性もあるが、左右の2人は彼らでまず間違いない。

南野はリヴァプールで出場機会を得られていないが、それでも活躍できることをリヴァプールで証明した。2-1で勝利したサウサンプトン戦でのゴールは素晴らしく、日頃のトレーニングを怠っていないことが分かるゲームだった。そのため出場機会の有無で起用されないことはまずないだろう。

それでも日本代表の左サイドには三笘薫がいる。今季ベルギーで活躍したドリブラーで、その破壊力は右サイドの伊東に匹敵するものを持っている。スピード、切れ味、得点力ともに素晴らしく、南野を差し置いて三笘がスタートとなる場合もあるか。

三笘の突破力を最も生かすのであれば、スタートは南野、途中から三笘を投入するのがベストだろう。三笘の攻撃力を生かすのも手だが、10番を背負う南野はバランスが良く、守備強度やボックス内での強さは三笘以上のものを提供してくれる存在だ。時間が経てば相手は疲弊し、そこで三笘の突破力を披露すれば苦しいはずだ。

タイプの違う優秀なアタッカーが揃う日本の左サイド。総合的に能力の高い南野と三笘の突破力は日本がワールドカップで勝つには必要なものであり、森保一監督は彼らをどのようにピッチに送り出すのだろうか。

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