明本考浩の豪快な一発がチームに勢いを与える? 天皇杯で国内10戦ぶりに勝利した浦和レッズ

リーグ戦でもゴールに明本の期待したい photo/Getty Images

3回戦は大槻毅監督率いる群馬に決定

浦和レッズは天皇杯2回戦で福島ユナイテッドと対戦し、1-0で勝利する。後半開始早々に明本考浩が豪快な一発を決め、これが決勝点となった。リーグ戦では9試合勝ち星のない浦和だが、このゴールと1勝でチームに勢いを与えることができるか。

今試合は左サイドバックで先発出場した明本。今季J3で好調を維持し、上位をキープしている福島に対して序盤から積極的にオーバーラップを仕掛けてゴールを脅かす。結果へと結びついたのは47分だった。

浦和は右サイドへ展開し、ダヴィド・モーベルグが味方とのパス交換で中央に侵入すると、フリーの明本へボールを送る。パスを受けた同選手はペナルティエリア外から左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。今季公式戦2得点目となる貴重な先制点を奪ってみせた。

AFCチャンピオンズリーグでは4勝を挙げたが、リーグ戦では低迷しており実に9試合勝てていない状況の浦和。J1では16試合を戦い、ここまでわずか2勝と苦しいシーズンを過ごす。開幕前は優勝を狙っていたチームだが、現在14位と残留争いの位置についてしまっている。明本の強烈なミドルシュートで今試合を制したが、これが国内では3月19日のジュビロ磐田戦以来となる10試合ぶりの勝利となっている。

当然カテゴリを見ればJ3の福島は格下ではあるものの、決して楽な相手ではなかった。それでも勝ち星から見放され、勝利を欲していた浦和がようやく手にした1勝。この感触をリーグ戦にもつなげていきたい。

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