古巣に殊勲の2ゴールで琉球戦連勝 若き司令塔は低迷する大宮で輝きを放てるか

天皇杯2回戦で琉球に勝利した大宮(写真はイメージ) photo/Getty Images

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今季浦和からレンタル中の武田

大宮アルディージャは天皇杯2回戦でFC琉球と対戦。今季はJ2で苦しいシーズンを過ごしている両クラブの一戦は、大宮が4-1と大差で勝利を果たした。この試合で2得点を挙げ、勝利に貢献した男が武田英寿だ。

この試合もスタメンに名を連ねた武田は、攻撃で存在感を発揮する。1点をリードした22分には、泉澤仁のボールに頭で合わせてチームの2点目を決めると、後半にも追加点を挙げて2得点の活躍。チームは天皇杯3回戦へと勝ち進み、鹿島アントラーズとの対戦が決まっている。

今季浦和レッズから期限付き移籍で加入する武田は、ここまで12試合に出場している。順調に経験を積んでいるものの、チームは開幕9試合未勝利と状況は厳しく、勝利に貢献できない日々が続いていた。それでも自身の正確なキックや積極的な飛び出しを武器に大宮で主力となっている。
そんな中で迎えた古巣との天皇杯2回戦。1週間前にもリーグで対戦し、勝利した相手との再戦で武田は存在感を見せて連勝に貢献する。昨季期限付き移籍で武者修行した琉球に、恩返しとなる2発で勝ち抜けを決めた。相馬直樹新監督の下で立て直しを図る大宮。武田がゴールやアシストを積み重ねていくことができれば、自ずと大宮の順位も上がっていくはずだ。今後も若き司令塔の成長に期待したい。

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