長友ともマッチアップした快速FWの“4年間” 昇格、また降格のサールのキャリアはどうなる

サールは昨季も2部でプレイしていた photo/Getty Images

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プレミアのクラブは狙っていくべきだ

1部と2部を行ったり来たり。今季プレミアリーグで19位に終わったワトフォードは、また2部に降格することになってしまった。

ワトフォードは2019-20シーズンに同じくプレミアリーグ19位に終わって降格すると、次の2020-21シーズンには2部で2位に入って1シーズンでプレミアへ昇格。しかし今季また19位となり、再び2部へ戻ることになる。

2部へ落ちるクラブは主力選手の一部を引き抜かれることが多いが、注目したいのは2018年のワールドカップで日本代表とも対峙したセネガル代表FWイスマイラ・サール(24)だ。
まだ24歳と若いサール最大の魅力は圧倒的なスピードにあり、そのスピードは4年前のワールドカップで長友佑都と対戦する際にも大いに注目された。

昨季も2部に降格したワトフォードに残留し、チームトップとなる13ゴールを挙げて昇格に貢献。今季はプレミアで5ゴールに留まったが、それでも一定の評価は得ている。プレミアの中堅クラブにとっては魅力的なカードになるのではないか。

何よりセネガル代表の方では今年のワールドカップ・カタール大会出場を懸けたエジプト代表とのアフリカ3次予選でも第1戦、第2戦ともにフル出場しており、セネガル代表でスタメンに入るレベルの選手が2部でプレイするというのは少々もったいない。セネガル代表としてもW杯イヤーの今年はサールにも飛躍してもらいたいはずで、本番までの残り半年間は1部で過ごしてもらうのが理想的だ。

1部と2部のアップダウンは選手にとっても良いことではないが、サールに動きはあるのか。2部にはもったいない実力者だ。

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