PSG残留決まった若きSBの課題は 昨季ポルトガルでブレイクした超新星

積極的な仕掛けもメンデスの武器だ photo/Getty Images

メンデスの活躍に期待だ

今季パリ・サンジェルマンにレンタルで加入し、存在感を発揮した男がヌーノ・メンデスだ。19歳ながら欧州トップクラスのPSGで主力として活躍する彼は、来季さらなる飛躍を見せてくれることだろう。

20-21シーズン、スポルティングCPに彗星の如く現れたメンデスは、左ウイングバックとしてチームの19年ぶりのリーグ優勝に貢献。10代にしてポルトガルのフル代表にも選出されてデビューを果たすなど、この1年で彼の名前は瞬く間に広がっていった。

すると左サイドバックの補強を検討していたPSGが、そんな超新星に目を付ける。今季、買取オプション付きの期限付き移籍で獲得し、リーグ・アンで27試合1アシストを記録。左サイドバックに加え、スポルティング時代にも経験していた左ウイングバックで、積極的なオーバーラップや恵まれた体格を生かしたフィジカルを武器に左サイドを制圧し、自身のポテンシャルの高さを見せつけた。

今季の活躍もあり、PSGは買取オプションを行使することを決断。来季もフランス王者で左サイドを務めることが決まっている。そんなメンデスだがPSGでは公式戦での得点はなく、アシストも1つと数字での結果を残すことはできなかった。完全移籍となった来季の課題は、ゴールやアシストでチームに貢献していくことだろう。10代のフランスでの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

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