決勝点の起点となった岩尾憲のパス J1で低迷続く“若き浦和”をけん引できるか

岩尾がチームをけん引したい photo/Getty Images

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後半から平野に代わって出場

浦和レッズは天皇杯2回戦で福島ユナイテッドFCと対戦。1-0で勝利して3回戦へと駒を進めた。この試合で途中出場してボランチを務めた岩尾憲は、正確なパスで攻撃の司令塔となる。

国内では9試合勝利がなかった浦和は、勝利を目指し、J3の福島にも主力メンバーで挑んだ。サブからスタートとなった岩尾は後半から平野佑一に代わって出場すると、自らの武器であるパスで攻撃をけん引。明本考浩のゴールではサイドチェンジで起点となるなど、チームの勝利に貢献した。

3ヵ年計画の3年目となる今季、J1優勝を狙いに行ったシーズンで満を持して徳島ヴォルティスから獲得した岩尾。しかしここまで16試合でわずか2勝と大きく低迷し、J1の順位は14位と苦しいシーズンを送っている。天皇杯王者として臨む今大会でリーグに向けて少しでも兆しが持てる試合にしたかったところだ。
また昨季30代の選手を放出し、今季の浦和は若い選手が多く名を連ねている。そんななかで岩尾がチームの舵を取って率いることができれば、チームは前を向いてより良い方向へと進んでいくはずだ。正確なパスや的確なポジショニングで存在感を発揮する一方、時折精彩を欠く試合も見られる岩尾。今試合のように若い選手たちをけん引していき、リーグ戦でも暗い未勝利からのトンネルを抜け出したいところだ。

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