テン・ハーグが目指すユナイテッドの“アヤックス化” 英紙が主張する赤い悪魔がアントニーを狙う理由

マンチェスター・ユナイテッド行きが噂されるアントニー photo/Getty images

アントニーとティンバーの獲得の話が出ている

来季から元アヤックス指揮官エリック・テン・ハーグの就任が決まっているマンチェスター・ユナイテッド。今季はリーグ戦を6位で終えるなど悔しいシーズンであり、来季の復活に期待したい。

そんなユナイテッドだが、気になるのは次の移籍市場での動きだ。中盤ではフレンキー・デ・ヨングが、最終ラインではユリエン・ティンバーとアヤックス関連の選手の名前が多く報じられている。前線では現アヤックスのアントニーがそうだ。英『Mirror』によるとテン・ハーグはユナイテッドで教え子と再会することを望んでおり、獲得を希望しているという。

ブラジルの名門サンパウロ出身のアントニー。今季は33試合に出場して12ゴール11アシストを記録した22歳のサイドアタッカーだ。ブラジル代表にも選ばれており、今回は怪我の影響で6日の日本戦に出場することはないが、万全の状態であればメンバーに割って入れる存在である。

最終ラインや中盤、ストライカーの獲得が必要とされているが、サイドアタッカーも人は足りていない。ジェイドン・サンチョ、アントニー・エランガの2人はいるが、マーカス・ラッシュフォードはスランプから抜け出せておらず、アレハンドロ・ガルナチョに期待したいがまだ若すぎる。

英『The Athletic』ではこれまでのテン・ハーグが率いたアヤックスを分析し、右サイドには左利きのアタッカーがいたと主張している。アントニーはまさにそのタイプで、前任者の現チェルシーのハキム・ツィエクもそうだ。自分でゴールを狙うこともできれば、チャンスメイクすることも可能な万能アタッカーであり、ユナイテッドの右サイドにはいない人材である。また新チームに戦術を落とし込むには教え子がいればより円滑に進めることができる。シーズン開始までの時間は短く、好成績を残すにはアヤックス戦士を獲得するのが近道だ。

攻撃面ではブルーノ・フェルナンデスへの負担が大きい今のユナイテッド。しかしアントニーが加われば右サイドも攻撃の軸として考えることができ、ストライカーであるクリスティアーノ・ロナウドをより生かせることができそうだ。

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