「日本のベルナルドになってほしい」とSNS上では大きな期待も 悩む久保建英が目指す今後の道

ベルナルド・シウバを究極系と語る久保建英 photo/Getty images

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これからの成長が楽しみだ

4-1で快勝となった2日のパラグアイ戦。南野拓実、伊東純也ら主力が起用されない中で行われたこの一戦だが、随所で日本が圧倒するゲームとなった。6日には大一番のブラジル戦が控えており、サムライブルーの活躍が楽しみだ。

後日、パラグアイ戦の舞台裏を追った映像がYouTubeチャンネル「JFATV」に公開された。試合だけでなくトレーニングやローカールームでの様子、選手個人へのインタビューなど普段は見られない日本代表の様子が収められており、興味深い動画となっている。その中で久保建英が原口元気に対し、「俺はまじで究極系はベルナルド・シウバ。なんで(ボール)取られないかというと、後ろを向くから」と久保が参考にしている選手を明かしている。

ポルトガルの名門ベンフィカでキャリアをスタートさせ、2017年からマンチェスター・シティでプレイしているB・シウバ。ポルトガル代表でも中心選手として活躍しているレフティで現状インサイドハーフでは世界最高峰の選手として知られている。
そんなB・シウバの強みは豊富な運動量とその場に応じた最適解を出せるアドリブ力だ。前所属のモナコでは突破力やチャンスメイクを武器としたウイングだったが、シティ移籍後中盤にポジションを落としている。久保が動画内で紹介しているドリブルはB・シウバの強みの一つであり、推進力のあるドリブルで敵陣深くまで簡単に侵入することができる。

久保自身も言っているが、彼の目指す道はこのB・シウバだ。久保が今後主戦場とすることになる中盤はテクニックよりも運動量が必要なポジションであり、技術はプラスアルファの一つに過ぎない。テクニックを武器にしたいのであればより前線のウイングのようなポジションになるが、そこではスピードやフィジカルが必要になる。ここから一気にスピードや身長を手に入れるのは現実的ではなく、運動量を増やしてポルトガル代表MFのようなインサイドハーフになるのが理想である。

日本代表では現状[4-3-3]の右ウイングで起用されることが多い久保。どうしてもこのポジションでは突破力のある伊東や堂安律に劣ってしまいがちだが、久保のバイタルエリアでの打開力は日本代表でもトップクラスであり、それを生かすのであれば中盤になる。SNSでは「日本のベルナルドになってほしい」と反響も多く、今後の目指す道はB・シウバのような中盤になることだといえる。

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