主力2人を売却すれば“1億ポンド以上”の利益が出る? 移籍市場での動向が気になるリーズの中心人物たち

ハフィーニャを欲しがるクラブは多いが、本腰を入れて獲得するクラブはあるのだろうか photo/Getty images

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獲得候補はいるが高額で手が出せないクラブも

21-22シーズンのプレミアリーグは怪我の影響で主力が離脱したこともあってシーズンを通して不調だったが、監督交代で盛り返し何とか17位でシーズンを終えたリーズ・ユナイテッド。2部降格の危機もあったが、最後の2試合で4ポイントを稼ぎ、22-23シーズンもプレミアリーグで戦うことのできる権利を勝ち取った。

そんなリーズだが、来季に向けて別の危機がチームを襲っている。それは主力の流出だ。アタッカーのハフィーニャと中盤のカルヴィン・フィリップスは人気銘柄であり、すでに複数のクラブが興味を示しているとの報道は聞こえてくる。

英『90min』では次の移籍市場でハフィーニャとフィリップスを売却することになればリーズは1億ポンド(日本円にして約164億円)以上の利益を生むことになると報じている。
ハフィーニャを狙っているのはバルセロナとバイエルン・ミュンヘン、リヴァプールの3クラブだと同紙では報じている。リーズは売却するのであれば6000万ポンド(日本円にして約98億円)以上から交渉をスタートさせたいと考えており、前述した3クラブが獲得する可能性は低い。バルセロナは財政難であり、バイエルン、リヴァプールともにサイドアタッカーには困っていない。可能性としてはモハメド・サラーが抜けるリヴァプールだが、それは来季以降の話だ。

フィリップスをターゲットにしているのはマンチェスター・シティだ。フェルナンジーニョが退団したプレミア王者は中盤の底でプレイできる選手を探しており、フィリップスが適任である。またシティ以外にもマンチェスター・ユナイテッドやニューカッスル、アストン・ヴィラ、ウェストハムも興味を示しており、シティが手を引くことになっても買い手はいる。だが、フィリップスはリーズへの愛が強い選手であり、ハフィーニャ同様に次の移籍市場で放出される可能性は低いと考えられる。

次の移籍市場で放出される可能性は低いにしても、リーズは彼らを売ることで1億ポンド以上の利益を見込める。彼らの代役を獲得しても余る額であり、リーズのスカウトの目の確かさと移籍金のインフレを感じることができる。夏の移籍市場閉幕までは残り2カ月以上あり、今後の動向に注目したい。

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