ヴィニシウスを完封した“右SB長友佑都” 強者相手ほど守備で存在感見せる日本代表の新たな選択肢

ブラジル相手に持ち前の守備力を発揮した photo/Getty Images

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酒井不在時の新たな起用法に

日本代表はキリンチャレンジカップ2022でブラジル代表と対戦。FIFAランキング1位のブラジルに善戦するものの、ネイマールにPKを決められて0-1と敗戦した。右サイドバックで先発した長友佑都は、守備で強さを見せて相手のキーマンを封じる。

ブラジルは[4-2-2-2]で長友と対峙する左サイドにはヴィニシウス・ジュニオールとネイマールが並んだ。レアル・マドリードで好調をキープするヴィニシウスに対してスピードと強さで対抗した長友。ブラジルに左サイドを起点とさせずに守備を徹底した。

また58分には相手の背後を取って裏のスペースに抜け出すと、伊東純也のパスに反応。中央へのクロスは合わずにゴールを奪うことはできなかったが、ブラジル相手にもサイドからチャンスを作るなど、攻撃面でも存在感を見せた。
現在酒井宏樹をケガで欠く日本代表において、右サイドバックの先発争いも激化している。山根視来や冨安健洋の右サイドバック起用も考えられる中、FC東京では右サイドバックでもプレイしている長友が代表でも良さを発揮。経験値は日本代表選手でもトップクラスであり、長友は強力な相手ほど高いパフォーマンスを見せることができる。スペイン、ドイツといった強豪ひしめくFIFAワールドカップ本大会で、彼の右起用も選択肢となったのではないだろうか。

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