《1試合平均2.39失点》と大崩壊チームの中で意地の11ゴール 注目される韓国代表FWの得点力

個人の評価は上げたファン・ウィジョ photo/Getty Images

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チームは最下位に終わったが……

韓国代表ではトッテナムFWソン・フンミンがNo.1スター選手だが、今季の5大リーグで二桁得点を決めた韓国人選手はソン・フンミンだけではない。

悪夢のシーズンを過ごす中、見事に得点数を二桁に乗せたのはフランスのボルドーでプレイするFWファン・ウィジョだ。

今月2日のブラジル代表戦でもゴールを決めたことが話題になっていたが、ファン・ウィジョは今季ボルドーでリーグ戦11ゴールを記録。過去にガンバ大阪でもプレイしたストライカーの得点感覚は本物だ。
何より今季のボルドーはリーグ戦38試合で91失点も喫して最下位に終わり、2部への降格が決定。そのとんでもない失点数から、悪い方向でばかり注目を集めてしまったクラブだ。1試合平均2.39失点もあるチームが白星を掴むのは至難の業である。降格は避けられぬ結果だったと言える。

その中でも攻撃陣は奮闘し、ファン・ウィジョはチームトップの11ゴールを記録。チーム全体では52ゴールを奪っており、これは5位に入ったニースと同じ得点数だった。それで降格してしまうのだから、本当にサッカーは何が起こるか分からない。

チームは降格してしまったが、ファン・ウィジョの人気は高い。仏『Foot Mercato』は今季リーグ・アンを9位で終えたナントが関心を示していると伝えており、ファン・ウィジョにも移籍の意思があるという。確かにこの得点力を放っておくのはもったいない。5大リーグでプレイするにふさわしいストライカーと言えよう。

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