ベイルに訪れる“勝負の半年間” ウェールズのW杯行き決定で動き出す去就の行方

W杯出場を決めた photo/Getty Images

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ウェールズ代表にベイルは欠かせない

ウェールズ代表はカタールW杯欧州予選のプレーオフ決勝でウクライナと対戦。FWガレス・ベイルのフリーキックがウクライナのオウンゴールを誘発し1-0で勝利。1958年以来となるW杯行きのチケットをもぎとった。

この試合で決勝ゴールを生んだベイルは今季レアルでほとんど活躍できなかったものの、プレイオフ準決勝のオーストリア戦でも2ゴールを決めるなど、代表では定期的に活躍を見せており、64年ぶりとなる快挙の立役者となった。

しかしベイルは今季限りで9年在籍したレアル・マドリードとの契約が満了。W杯行きを逃せば現役引退かという噂も流れていたため、今回の結果を受けてベイルの去就の行方は大きく動き出すはず。

英『The Mirror』はベイルがW杯を万全の状態で迎えるために、プレイのキレを維持する必要があると主張。それを踏まえていくつか移籍先候補を取り上げている。

現在最もベイル獲得に向けて熱心に動いているのは、彼の地元クラブでもあるカーディフ・シティだ。ウェールズの首都カーディフに本拠地を置くクラブだがイングランド実質2部のチャンピオンシップに属しており、2017-18シーズンに成し遂げたプレミアリーグ昇格の再現を来季も目指す。

ベイルの古巣であるトッテナムやサウサンプトンといったクラブも候補に挙がっている。しかしこの2クラブは過去の繋がりから候補に浮上しているだけで、論理的な根拠は乏しいとしている。

他にもオーナー交代で豊富な資金を手に入れたニューカッスル・ユナイテッドやMLS行きについても言及。MLSはシーズンが2月下旬から10月までであるため、W杯までの契約を結ぶならタイミングがいいことがメリットとなる。

候補に挙がったクラブはどこも可能性が0ではなさそうだが、本当にW杯に向けて高いレベルを維持したいのであれば、欧州5大リーグのチームでプレイするべきだろう。地元のカーディフをプレミア昇格に導く姿も見たいところではあるが、トッテナムやサウサンプトン、ニューカッスルといったプレミアのクラブが条件的にはベターだろうか。

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