攻撃ではアイデアを提供し、守備では汗かき役に “中盤の理想像”を体現する21-22シーズンアーセナル最高の補強

アーセナルで素晴らしいシーズンを過ごしたマルティン・ウーデゴー photo/Getty images

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攻守への貢献度は絶大だ

21-22シーズをプレミア5位で終え、来季のEL出場権を獲得したアーセナル。2季連続での8位フィニッシュから抜け出しており、来季こそは4位以内でシーズンを終えたい。

そんなアーセナルだが、今季素晴らしいパフォーマンスを披露したプレイヤーがいる。MFマルティン・ウーデゴーだ。レアル・マドリードからローン移籍を繰り返していたノルウェーの神童で、20-21シーズンの後半戦にアーセナルにやってきた。一度はレアルに戻ることになったが、アーセナルが完全移籍での獲得を目指し、3400万ポンドの移籍金で獲得している。

アーセナルの今季の躍進はこのウーデゴーがいなければ実現していない。それほどの活躍だった。攻撃面ではチーム最多となる78本のキーパスを記録。ピッチ全体を豊富な運動量を生かして動き回り、味方をサポートする。推進力のあるドリブルやパスのアイデアは抜群であり、リーグ戦で7ゴール4アシストを記録した。守備面では積極的なプレッシングが目立った。プレス数574回はチームトップの数字であり、相手の攻撃を未然に防いでいる。タックル数49回は中盤ではチーム最多であり、ボール奪取が光るシーズンとなった。
英『90min』では21-22シーズンにプレミア20クラブが行った補強の中から独自のベストを選んで発表している。アーセナルは冨安健洋やベン・ホワイト、アーロン・ラムズデールと素晴らしい選手が多かったが、彼らを退けてウーデゴーが最高の補強に選ばれた。「アーセナルの中盤に創造性とエネルギーをもたらした」と称賛されており、ノルウェー代表MFがプレミアリーグで地位を確立する年になった。

攻撃面で違いを生み出すアイデアとテクニックに加え、汗かき役にもなれる中盤としての理想像を体現したウーデゴー。怪我をして離脱することがない点も評価が高く、22-23シーズンはより躍動することになるだろう(データは『SofaScore』『FBREF』より)。

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