D・ヌニェスはサラーになるか、キャロルになるか…… リヴァプールに高額移籍金で加入した選手のその後

CLでリヴァプールからもゴールを挙げた photo/Getty Images

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ベンフィカが公式で移籍を発表

ベンフィカはダルウィン・ヌニェスが、リヴァプールへと移籍することを公式発表した。移籍金に関しては、7500万ユーロにボーナスで2500万ユーロがかかることを伝えており、D・ヌニェスが活躍すればリヴァプール史上最高額の移籍金で加入することとなる。

ここ数シーズンはここまでの高額な移籍金をつぎ込んだ補強を行わなかったリヴァプールだが、攻撃陣の絶対的な戦力だったサディオ・マネが移籍を希望したことにより状況は一変。22歳の若きエース候補を獲得し、将来を見据えた投資でもあるだろう。

英『Mirror』では、そんなリヴァプールが高額な移籍金を使って獲得した選手たちと、彼らの成績を載せている。まずトップに挙がるのが、フィルジル・ファン・ダイクだ。17-18シーズンサウサンプトンから7500万ポンドで加入し、当時のプレミアリーグのDFで最高額を記録する(その後マンチェスター・ユナイテッドが、ハリー・マグワイアを8000万ポンドで獲得して記録を更新)。当時はその値段に対し、高すぎるという批判も上がったが、現在その声を上げる人は誰もいないだろう。それほどに彼がリヴァプールへもたらしたものは大きかった。長期離脱となった昨季と今季のチームを見れば、その違いは一目瞭然だ。
続く高額なプレイヤーがアリソン・ベッカーだ。18-19シーズンにローマから6700万ポンドで加入した守護神は、加入初年度にUEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献。今季のプレミアリーグでもクリーンシート「20」を達成するなど、ファン・ダイクと同様にチームに欠かせない選手となった。

さらにリヴァプールで高額な移籍金でクラブに加入し、エースとなったストライカーがモハメド・サラーだ。3700万ポンドでローマから獲得したサイドアタッカーは、リヴァプールで生粋の点取り屋に覚醒。1年目からプレミアリーグのシーズン記録を塗り替える32ゴールを挙げると、5年間で3度のリーグ得点王に輝く。ファン・ダイクやアリソンと並び、チーム力を大きく増加させた補強となった。

加入後すぐにエースとなったサラー photo/Getty Images

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約10年前には大型補強で失敗も

また同紙ではサラーと近い金額で加入しながらも、活躍できなかったストライカーも挙げている。それがニューカッスルから獲得したアンディ・キャロルだ。10-11シーズンに当時のエースであったフェルナンド・トーレスと入れ替わる形で3500万ポンドで加入する。

当時のイングランド人史上最高額での移籍金で加入したエースは、ニューカッスルに在籍していた前半戦でリーグ11得点を挙げていたものの、リヴァプールで大失速し、最終的には1年半で6得点に終わってしまう。2012年8月にウェストハムへレンタル移籍すると、最終的にはウェストハムへ完全移籍となるなど失敗と言わざるを得ない結果となった。

プリメイラリーガで得点王に輝き、CL準々決勝リヴァプール戦でも2試合で2得点を挙げるなど、今季大きなブレイクを果たしたD・ヌニェス。リヴァプールでも実力を証明して得点を量産することができれば、額に見合ったクラブ史上最高の移籍となるだろう。金額を含めて大きな期待を寄せられるD・ヌニェスだが、サラーのように1年目から活躍を見せるか、それともキャロルのようになってしまうか。早くも来季が楽しみだ。

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