急激ペースダウンで3ゴール3アシスト止まり ミランで伸び悩むB・ディアスの評価

ミランにレンタル移籍中のブラヒム・ディアス photo/Getty Images

昨年10月でピタリと得点がストップ

今季スクデットを獲得したミランの前線ではオリヴィエ・ジルー、ラファエル・レオンらが注目を集めたが、その一方で影が薄くなってしまった者もいる。

後半戦に入るにつれてプレイタイムが減ってしまったのは、レアル・マドリードからのレンタルで加わっている22歳のMFブラヒム・ディアスだ。

ディアスは昨季に続いてミランにレンタル移籍しており、今季も第6節までは3ゴールを挙げるなど順調なスタートだった。ディアスが崩しの部分で大きな戦力になると考えていたサポーターも少なくないだろう。

しかし、ディアスのゴールはこの第6節のスペツィア戦で決めたものが最後になってしまった。新型コロナウイルスの影響による離脱を挟んだ昨年11月からはピタリと得点が止まってしまい、最終的には3ゴール3アシストの成績でリーグ戦を終えた。あまり良いシーズンだったとは言えないだろう。

ミランとディアスは2023年夏までのレンタル契約を結んでおり、2200万ユーロでの買い取りオプションも付いている。しかし伊『Calciomercato』はミラン側が2200万ユーロを高額に感じていると伝えており、今季の活躍では絶対に必要な戦力とまでは言えないか。

ミランはベルギーのクラブ・ブルージュで活躍する21歳の大型攻撃的MFチャールズ・デ・ケテラエルに目をつけているとされており、仮にデ・ケテラエルの獲得がまとまればディアスの立場はますます怪しくなる。

レアル・マドリードからレンタル移籍している選手の中では1番の成功者とも考えられていたが、ディアスの評価も変わりつつある。今季の成績では、ビッグクラブで確固たる地位を築いていくのは難しいか。

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