“セルティックで20ゴール”決めた男が未だ得点なし チュニジア戦で見たい古橋亨梧が持つ抜群の得点感覚

点取り屋としての地位を確立した古橋亨梧 photo/Getty images

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期待がかかる

日本代表は14日にチュニジア代表と対戦する。マンチェスター・ユナイテッドのハンニバル・メイブリ擁するアフリカの強豪で、アフリカ予選の8試合ではたった2失点しかしていない。堅守が魅力であり、サムライブルーはどれだけゴールを奪えるのだろうか。

得点を取るとなれば起用されるストライカーに注目したい。現在の代表には浅野拓磨、上田綺世、古橋亨梧、前田大然の4人がいる。上田は怪我で離脱しており、チュニジア戦は3人のストライカーが起用できる。

アピールすべきは古橋だ。ここまでの3試合ではゴールがなく、インパクトでいえば最も小さい。だがそれは仕方ない面もあり、唯一の先発はブラジル戦で、日本は後方からまともに前線にボールを運べなかった。古橋は守備で懸命にアピールしていたが、途中でベンチに下がっている。
チュニジア戦ではそんな古橋の活躍に期待したい。チュニジアはキリンカップのチリ戦やアフリカ予選のマリ戦のようにボールポゼッションが30%台になることが少なくない。日本はパラグアイ戦、ガーナ戦ともに61%とボールを支配することができ、おそらくチュニジア戦でも主導権を握ることになる。そうなれば古橋が輝くことは可能だ。動き出しでシュートコースを作ることができ、狭いエリア内でもDFの死角に入ってスペースを生み出す。シュートセンスが抜群で、セルティックでは初年度ながら20ゴールを決めている。

ワールドカップ・カタール大会まで日本代表のメンバーとして生き残るにはゴールが必要だ。浅野、前田ともにこの3試合でゴールを決めており、前田はスーパーサブとしての地位を確立した。古橋も彼らに並ぶには得点が欲しいところであり、チュニジア戦で大きく差をつけたい。

大迫勇也が招集外になり、一気にストライカーのポジションでサバイバルが始まった。前田が一歩リードしているような状態であり、古橋は点取り屋として存在感を示すことができるのだろうか。

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