ツィミカス、マヴロパノス、ギアクマキスら出てくるタレントたち “渋く勝つ”ギリシャの4年後は

クロスを上げるツィミカス(右) photo/Getty Images

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ネーションズリーグでは快勝発進

対戦相手のレベルがそれほど高くないこともあるが、現在欧州で開催されているネーションズリーグで印象的なスタートを切っているのがギリシャ代表だ。

ギリシャはネーションズリーグでコソボ、キプロス、北アイルランドと同じグループに入っており、ここまで4試合全勝。7ゴール0失点と隙のないフットボールを展開している。

今年のワールドカップ出場権は逃しているものの、今のギリシャは今後が楽しみなタレントが顔を揃える。
例えばスコットランドのセルティックで日本代表の古橋や旗手らと一緒にリーグ制覇を達成したFWギオルゴス・ギアクマキス(27)だ。VVVフェンロでエールディヴィジ得点王にも輝いた実績を持つギアクマキスは今季もセルティックでリーグ戦13得点を記録するなど、後半戦からペースを上げてきた。ギリシャ代表にとっても貴重な得点源だ。

さらに同じ前線では、ギアクマキスと同じくオランダのエールディヴィジで結果を残し始めている後輩FWたちがいる。今季AZでリーグ戦18ゴールを挙げた23歳のFWエヴァンゲロス・パヴリディス、トゥエンテで8ゴールを挙げた24歳のFWディミトリオス・リムニオス、ユトレヒトで9ゴールを挙げた22歳のFWタソス・ドゥヴィカスの3人だ。特にパヴリディスは18ゴールと大当たりで、ギアクマキスと並んで心強い点取り屋だ。

最終ラインでは遠藤航とともにシュツットガルトを必死に残留へ導いたセンターバックのコンスタンティノス・マヴロパノス(24)、さらにリヴァプールで左サイドバックとして経験を積むコスタス・ツィミカス(26)がいる。両者とも世界から認められる実力者だ。

ギリシャは2004年に堅守を武器にEUROを制するミラクルを起こしているが、今行われているネーションズリーグでも4試合をクリーンシートで駆け抜けるあたりはギリシャらしい。4年後のワールドカップへ向けて興味深いタレントは出てきており、クセ者としての復活が待たれる。

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