アザールの《トップ下・王様プラン》はアリか レアルは目覚めぬアタッカーをどう活かす

レアルでなかなか力を発揮できていないアザール photo/Getty Images

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[4-2-3-1]のアイディアも広がる

先日モナコからMFオーレリアン・チュアメニ獲得をまとめたレアル・マドリードは、中盤の層がかなり厚くなった。カゼミロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチの黄金トリオに加え、チュアメニ、フェデリコ・バルベルデ、エドゥアルド・カマビンガ、ダニ・セバージョスもいる。

基本は今季も採用していた[4-3-3]がメインとなるだろうが、そのシステムだけにこだわる必要もない。中盤の底をダブルボランチで固め、モドリッチをトップ下へ押し上げる[4-2-3-1]だって選択肢になり得るだろう。

その中でレアル専門メディア『The Real Champs』が期待をかけているのがFWエデン・アザールだ。
アザールのメインポジションは左のウイングだが、そこにはヴィニシウス・ジュニオールがいる。今のところアザールはヴィニシウスのバックアッパーでしかなく、新シーズンも出番を確保できそうな気配がない。ならば、トップ下での起用はどうか。

ヴィニシウス、アザール、カリム・ベンゼマの同時起用には夢があり、アザールが中央で決定的な仕事をこなせるならば悪い案ではない。すべてはコンディション次第だが、状態さえ良ければアザールは違いを作り出せる選手だ。

チュアメニの獲得は単なる中盤の世代交代に留まらず、前線にもオプションをもたらすことになる。指揮官カルロ・アンチェロッティもトップ下を配したシステムを使用してきた実績もあり、複数のシステムを使いこなすことも可能だ。アザールが復調するならばヴィニシウスの控えとしてベンチに座らせておくのはもったいないが、システム変更でアザールの能力を引き出せるか。

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