吉田の裏はW杯本大会でも狙われる チュニジア戦で露呈した日本の失点パターン

PKを与えてしまった吉田 photo/Getty Images

チュニジアに3失点で敗戦

日本代表はキリンカップ2022決勝でチュニジア代表と対戦。ミスから失点を重ねて0-3で敗戦した。11月のFIFAワールドカップ本大会に向けて日本の課題が浮き彫りとなる一戦となる。

1点目の失点シーンは左サイドから伊藤洋輝がボールを奪えずに抜け出され、中央へとスルーパスを供給される。吉田麻也の裏のスペースに出されると、吉田は足を出してたまらずファウル。PKの判定となってしまい1点を与えてしまう。

また2失点目も、アバウトなボールを吉田が中途半端な処理をしてしまい、相手にボールを奪われる。3失点目もポゼッションのミスからカウンターでゴールネットを揺らされてしまうなど、吉田が悪い意味で目立ってしまった試合となる。

苦しい試合内容となったが、本番前に課題が出たところは良かったかもしれない。ドイツなど前線から積極的なプレッシングでボールを奪い、鋭いカウンターを仕掛けてくる。吉田の裏のスペースは、何度も狙われることになるだろう。ティモ・ヴェルナーなど素早い選手には注意が必要だ。吉田の裏のスペースをどのようにカバーしていくか、それとも本番では冨安健洋と板倉滉のコンビとなるか。最終戦のチュニジア戦は、現状の森保ジャパンで大きな課題が出た試合となった。

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