自慢の強力2トップ欠く鹿島、助っ人FWの奮起に期待 20年に18得点決めた男の復活は

復活期すエヴェラウドが待望の今季初ゴール photo/Getty Images

ルヴァンカップ福岡戦で1ゴール

日本代表の6月の激闘が終わり、週末には中断していたJリーグが再開する。J1で2位に付ける鹿島アントラーズは、中断戦前に川崎フロンターレを破った京都サンガF.C.と対戦。首位奪取に向けて負けられない一戦だが、再開初戦から緊急事態に陥っている。

それは鹿島自慢の2トップがどちらも欠場となる可能性が高いことだ。今季J1トップの10ゴールを決めている上田綺世は、日本代表招集中にケガのため途中離脱。アシストランキングでトップの鈴木優磨もルヴァンカップのプレイオフステージ2ndレグのアビスパ福岡戦で負傷交代している。得点源となる両者を欠いて京都戦へと挑む鹿島だが、期待したいのが近年は本来の実力を発揮できていなかったストライカーの復活だ。

その男が2020年に鹿島に加入して初年度から18ゴールを決め、J1ベストイレブンにも輝いたFWエヴェラウドである。昨季はケガの影響もあり、28試合に出場しながらわずかに1得点。今季も離脱が続いており、J1で3試合無得点に終わっている。

それでも過去には18得点を決めている実力者であり、フィジカルの強さや前線での存在感の高さはリーグ随一。彼が本来の調子を取り戻すことができれば、さらに鹿島の攻撃に厚みを増すことができる。ルヴァンカップの福岡戦では今季初ゴールを決めて勝利に貢献。アウェイゴールの差で大会は敗退となったものの、エヴェラウドにとっては大きな一戦となったことだろう。苦しい台所事情となった鹿島を救い、後半戦への勢いへとつなげるのはブラジル人ストライカーの復活かもしれない。

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