クローゼ、M・ゴメス級のFWは見当たらない ブンデスで“ドイツ代表FW”が得点王を獲る日はいつだ

ドイツ代表で長く活躍したクローゼ photo/Getty Images

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今のドイツ代表には絶対的なFWが不足している

仮にFWロベルト・レヴァンドフスキが今夏にバイエルンを離れる場合、ブンデスリーガの得点ランキングには大きな変化が起こる。

すでにドルトムントでレヴァンドフスキとタイトルを争っていたFWアーリング・ハーランドがマンチェスター・シティへ移籍しているため、レヴァンドフスキまで離れれば個人タイトル争いにも変化が出てくるだろう。

やはり期待がかかるのは、ドイツ人ストライカーの得点王獲得だ。現在のドイツ代表も前線にタレントは揃っているが、絶対的なセンターフォワードを欠いている。
過去にはレヴァークーゼンでプレイしていたシュテファン・キースリンク(2012-13)、バイエルンなどで活躍したマリオ・ゴメス(2010-11)、ドイツ代表のレジェンドFWであるミロスラフ・クローゼ(2005-06)といったドイツ人FWがブンデスリーガで得点王のタイトルを獲得していたが、近年はレヴァンドフスキに支配されてしまっている。

2021-22シーズンはバイエルンFWセルジュ・ニャブリがドイツ人選手としては最多となるブンデスリーガ14ゴールを挙げているが、ニャブリも純粋なセンターフォワードというわけではない。ドイツとしてはクローゼやゴメスを思わせる絶対的な点取り屋が欲しいだろう。

今夏ザルツブルクからドルトムントにやってきたFWカリム・アデイェミ、同じくドルトムントでトップチームデビュー済みの17歳FWユスファ・ムココといったタレントには期待が持てるが、再びドイツ人FWがブンデスリーガの得点王を奪取する時はくるのか。

ドイツ代表は今年のワールドカップ・カタール大会で日本代表と顔を合わせることになっており、ストライカー問題は日本にとっても気になるところ。新シーズンの前半戦で代表監督ハンジ・フリックにアピールするFWが出てくるか注目だ。

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