PSGで居場所のないアルゼンチン代表FWは買い手もなし? インテルで29ゴール奪った男の現在地

パリ・サンジェルマンでプレイするマウロ・イカルディ photo/Getty images

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まだ29歳と十分に戦える

莫大な資金力でチームの強化を行うパリ・サンジェルマン。その資金力の高さは先日のキリアン・ムバッペ残留で発揮されており、英『Mirror』によると年俸は5000万ユーロ(日本円にして約70億円)、また残留のボーナスで1億8000万ユーロ(日本円にして約254億円)が支払われるという。一人の選手に対してこれだけの金額を使えるクラブであり、財力は底が知れない。

それだけ資金力があることもあって控えも充実している。だが、充実しすぎていると感じる点もあり、例えばFWマウロ・イカルディがそうだ。インテルで得点を量産したアルゼンチン代表FWだが、PSGでの影は薄く、21-22シーズンのリーグ戦では1019分しかプレイしていない。

PSGはイカルディに代えてイタリア代表のジャンルカ・スカマッカ獲得を目指している。伊『Sky Sports』によると3500万ユーロでのオファーをPSGは検討しているようだ。
だが、その肝心なイカルディの買い手がおらず、クラブはアルゼンチン代表FWの代理人であるジョルジュ・メンデス氏にウルブズと話を付けてほしいと伝えたと英『The Sun』が報じている。メンデス氏はウルブズに多くの選手を送り込んだことで知られる敏腕代理人であり、ウルブズ移籍が現実的になるかもしれない。

インテル時代の17-18シーズンはリーグ戦で29ゴールを決めた過去を持つイカルディ。しかしシーズンを重ねるごとに得点数は減少しており、21-22シーズンのPSGでは4ゴールに終わっている。リーグ優勝は2度経験しているが、どちらも主力でのタイトル獲得ではない。ウルブズであればラウール・ヒメネスとポジションを争うことは可能で、スタメン奪取の可能性はあり得る。間違いなくPSGよりは層が薄く、イングランドの地で復活となるだろうか。

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